2024年10月17日
2024年7月6日~8月10月、PMI日本フォーラム2024にて、大塚有希子准教授が「社会人大学院におけるプロジェクトマネジメント教育」について講演を行いました。
PMI日本フォーラムはグローバルに展開するプロジェクトマネジメント協会の日本支部最大のイベントで、プロジェクトマネジメントに関する最新の研究活動の全体を理解できます。また、PM教育に役立つ大学等教育現場での実践者および産業界の最先端のプロジェクトマネジャーによる知見が得られます 。
今年も多彩な招待講演と実務に根差した幅広い研究報告講演が行われ、DXやAI、サステナビリティ、人材育成と組織マネジメントなど、変革の実行に求められる情報を、それぞれの領域で活躍する専門家やリーダーから解説されました。
大塚有希子准教授は、アカデミック部門の招待講演者として、社会人大学院におけるプロジェクトマネジメント教育の実践的な取り組みについて、具体的な事例を交えながら解説しました。講演では、複数の社会人大学院におけるプロジェクト教育の経験から、実組織の課題を取り入れたプロジェクト型学習(PBL: Project-Based Learning)の重要性や、国際的なプロジェクトマネジメント知識体系を基にした標準化されたプロジェクト管理手法が、どのように学術と実務の架け橋として機能しているかが強調されました。また、アジャイル型プロジェクト管理やリーダーシップ育成のカリキュラムも紹介され、社会人大学院の教育の実務的価値に対する参加者の関心が集まりました。
法政大学イノベーション・マネジメント研究科では、社会人学生が実際の企業や組織の課題、ビジネス創成を題材にプロジェクト研究を行っています。これらのプロジェクトの経験を踏まえ、学生たちは、修了後も、組織のリーダーとして現場で活躍しています。