
研究科の概要
沿革(設立目的)
基本情報
(1) 1年制ビジネススクール、1.5年制と2年制ビジネススクールの併設
ビジネスのIT化、グローバル化、スピード化が求められる現在、欧米のビジネススクールの主流は1年制になってきていま す。それに対して、日本のビジネススクールは、ほとんどが夜間を中心とした2年制です。会社を辞めてキャリアアップを目指す方や企業派遣の方にとっては、 大きな費用は機会費用であり、2年もビジネスの現場から離れるのは、ロスも大きくなりますので、社会人のエンプロイアビリティを高める1年制が求められる ものです。また、仕事を持ちながらビジネスの実力を高めたい方にとっては、1年目にじっくりとビジネスの基本と専門性を身につけ、2年目に新規ビジネスや 経営管理のイノベーション・プランを練り上げ、ビジネスのプロフェッショナルとしての実践力をつけるのも魅力的です。この大学院は、1年制を主体にし、2 年制も併設したビジネススクール(昼夜・土曜日開講)であることが一番の特徴です。2015年9月に開設した1.5年制グローバルMBAプログラムは英語で授業を行いますが、日本語の授業も受講できるバイリンガルプログラムを行っています。
(2) ビジネス・イノベータの育成
これからの「知識基盤社会」では、個人のイノベーションが一人一人に強く要求されます。リスクを計算しながら、大胆な発想 と行動力によってビジネスのイノベーションを果たせる、真の意味での「企業家」を育むことが、我々の目標です。特に、高度情報化が進む中で、成功している 伝統的企業、新規ビジネス部門、ベンチャー企業は、どこを見てもCEOとCIOがうまくコラボレーションし、的確に顧客・取引先・社員へのバリュープロポ ジションができているところです。いま決定的に不足しているのは、ビジネスとITの両方がわかっている人材です。この大学院は、「ビジネスへのITの戦略 的活用」に厚いカリキュラムを特色としております。ビジネスと経営とITをどう戦略的に結びつければいいのかについて教えてくれる大学院は、今まで、日本 にはなかったのではないでしょうか?
(3) 「プロジェクト」による革新的なビジネス構想力の養成
現実のビジネスでは、課題や新規事業に対して革新的な構想を構築できる能力が求められます。「プロジェクト」は、一般の大 学院における修士論文に相当するもので、担当教授の指導の下で、机上の空論ではなく、現実のビジネス課題を解決するイノベーティブなビジネス・モデルの構 築を行います。この「Project-based learning」を通じて、ビジネスにおける具体的な問題を複合的な視点で検討し、それを解決する革新的な事業の概念を構想し、それを実現する計画を立 案・構築する能力を養うことになるのです。
修了前に最終審査会を行い、上位入賞者には奨学金の形で賞金が与えられます。ビジネスを立ち上げたい成績優秀者には、修了後1年間、インキュベーションのための部屋を無償で貸与する制度もあります。