2024年10月17日

 2024年9月29日、法政大学イノベーション・マネジメント研究科の大塚有希子准教授による「不確実な現代を生き抜くために今こそ知っておきたいキャリアマネジメント法」というテーマの講演が文京シビックセンターで開催されました。本講演には、本学の修了生や現役生を含め、多くの社会人が参加し、不確実な時代におけるキャリアのあり方について学ぶ機会となりました。

 講演後には、イノベーション・マネジメント研究科の修了生である榎本典嗣氏と栗原啓悟氏を迎えたパネルディスカッションが行われました。両氏は、在学中に学んだ知識をどのように現職で活かしているか、キャリアの転機にどのように対応してきたかを語り、参加者との間で熱心な議論が繰り広げられました。特に、キャリア形成におけるリカレント教育の重要性や、変化に柔軟に対応するための自己ブランドの確立に関する議論は、参加者の関心を集めました。

 パネルディスカッションでは、会場から多数の質問が寄せられ、特にパーソナルブランディングの実践や不確実な環境でのキャリア戦略についての具体的なアドバイスが求められました。榎本氏と栗原氏は、イノベーション・マネジメント研究科での学びや、職場での挑戦を乗り越えてきた経験をエピソードを交えながら語り、会場は共感や笑いで盛り上がりました。

 さらに、参加者の一人が、自身のキャリアの悩みを共有した際に感極まり、涙を流す場面もありました。これは、キャリア形成における挫折や再挑戦の重要性に深い共感を呼び、多くの参加者にとっても心に残る瞬間となりました。こうした実体験を通じて、キャリアの岐路に立つ人々が支え合い、学び合う場としての価値が改めて実感されました。

 本講演とディスカッションを通じて、参加者は不確実な時代におけるキャリアマネジメントの重要性を深く理解し、自らの成長のために必要な具体的なステップについての知識を得たことと思います。

 また、イノベーション・マネジメント研究科での有意義な学びや共に助け合い成長を目指す学生同士の交流をはじめ、リスキリングや越境学習の場としても発信できました。